2019-06-24 見えない距離 夕陽を背に帰り道 手を繋いで迷わないように お互いの歩幅を合わせて 少しの会話をして それから君は… いつの間にか隙間が出来て ショーウィンドウを眺めて 心を奪われる日々 それは一瞬だった 繋いだ糸が切れたその時から 僕らは静かに離れていく どうして… 降り積もる後悔が 僕らの距離をさらに遠ざける どうしたら… あの日に戻っても君はいない どこにも居ない君を追いかけたい もうすでに君は… 月明かりの中帰り道 ポケットに手を入れる 歩幅は自然と大きく 強くなっていく それから僕は深く息をする