音核
ギターを鳴らして音を作る
浮かんでは消えていくそれは
僕の中だけのもので
僕にしか作れない作品
裸の僕が裸の音楽を奏でていく
か細い骨組に手探りの命
消しては作り消しては作り
まだいけるよな?と問う
裸の僕が裸の音楽を奏でていき
心臓の鼓動は早く小刻みに
音と直結して響いていく
今にも燃え尽きてしまいそう
止められないこの心臓は
僕だけの音核となる
命を他人と分け合う
それは誰とでも打ち解け合う魔法
歳が違っても国が違っても
命を分け合うだけで
簡単に打ち解け合う魔法
心臓の鼓動はもっと早くもっと小刻みに
僕の魂とともに踊る
火傷しそうな心臓は
僕らみんなの音核となる
身体と声と楽器があれば
いつだってどこでだって音核になる
誰にも止められない
僕らみんなの音核になる
そう僕らみんなの音核になる