交差点
今が過去になる瞬間に
思い出と現在が交差する
記憶の中の街並みは過去に飲まれていく
時が移ろい背も伸びる
季節も変わり僕は問う
今まで過ごした日々が
無駄では無いと証明する為に
過去に囚われる僕に問う
囚われて嫌って拒絶して
それでも僕は僕として生きていく
過去が未来になる瞬間に
過去と現世が交差する
色褪せた街並みは未来になる事で
色を宿していく
七色の光の中で静けさを取り戻す
例えそれが切り取られた過去になろうとも
囚われて嫌って拒絶して
生きるのが嫌になっても
世界から弾かれようとも
途切れる事のない
過去と現在のループが
僕を軽くしてくれる
重くて辛くてどうしようもなくて
生きるのが嫌になっても
過去が未来になり続ける限り
僕は僕のままで
ありのままで生きていく
それでいいと
今は思う