俺の歌詞置き場

気ままに作詞していくぜ!色んな歌詞に挑戦中

はみ出もの

小さい頃

空に浮かぶ城
お菓子で出来た家
言葉を話す蜥蜴
夢の虹で出来た道
全てが存在すると信じていた
 
背が伸びて世界を知るうちに
失くしていった
全ては空想だと馬鹿にするようになった
 
そうしてつまらない大人になっていく
それが辛い事と気がつかず
 
小さい頃
周囲の目なんて気にせず
好きなものを食べ
嫌いな物を嫌いと言い
人間関係なんて屁の河童だと思ってた
 
背が伸びて世界を知るうちに
それが間違いだと
周りに合わせなさいと
教えられた
 
賢くはなったけど
それが苦しかった
そこには個は無く全があるだけ
 
自分という個はいつのまにか
群衆の全に吸収されていった
 
それがた当たり前だと刷り込まれていく
どうして同じである必要がある
どうして個を出してはいけないのか
 
空に浮かぶ城も
お菓子で出来た家も
言葉を話す蜥蜴も
 
無ければ自分で作れば良いだけ
全のなかで個は無く
個の集まりで全がある
 
全から外れた個でも
立派な個なのに
 
世界から弾かれても
全に吸収されなくても
私という個はそこにある
それでいいと思う
それでいいと望んでいる…